設計を公募し、10年の歳月をかけて、大正10年(1921年)には、中之島に庁舎が完成。塔屋までの高さ約56mと、当時は市内最高の高さだった。鉄筋5階建てで、中央にホールがあり、四方に玄関、正面玄関には4本の円柱が立ち、ルネッサンス風の塔は市の象徴となった。
昭和57年(1982年)に、新庁舎建設のため惜しまれながら、取り壊された。
半分ずつの建て替えだったので、今でも屋根にその名残が残っている。また、市役所1階には「大阪市廳」と書かれた札が展示されている。
写真に写っている四本の橋
淀屋橋(よどやばし)は、大阪市の中之島(北区)の南岸と船場側(中央区)を結ぶ橋。
大江橋(おおえばし)は、大阪市北区の堂島川(旧淀川)に架かる橋である。
水晶橋(すいしょうばし)は、大阪市の堂島川(旧淀川)に架かる歩行者専用橋。
栴檀木橋(せんだんのきばし)江戸時代、中之島には諸藩の蔵屋敷が建てられ、船場との連絡のために土佐掘川には多くの橋が架けられていた。栴檀木橋もそうした橋の一つであった。橋名の由来は『摂津名所図会』ではこの橋近くに栴檀ノ木の大木があったのが橋の由来。
大阪市役所の散髪屋さん、75年の歴史に幕
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06122521.cfm1932年(昭和7年)から大阪・中之島の大阪市役所内で営業してきた理容室が、職員厚遇問題を契機にした福利厚生施設の見直しで、御用納めの28日、店を閉じる。
2代目店主の和気静子さん(64)は、「残念ですが、これも時代の流れ」と話し、歴代市長も足を運んだ75年の店の歴史に、静かにハサミを入れた。
市役所の地下2階にある「市役所内理容室」。旧庁舎時代からの老舗で、初代は90年に亡くなった父・治作さん。80年に病気で倒れ、店を手伝っていた静子さんが継ぐことになった。今は整髪が2300円。20〜30分で仕上げる。
歴代市長もこの店を愛用した。西尾正也市長(在任87〜95年)は、なぜか、28日周期にやってきた。「マッサージするとすごく喜んでくれはった。いつも肩が凝ってて、重責なんやなあって思いました」。引退後も、亡くなるまで規則正しい床屋通いは続いた。
磯村隆文市長(同95〜2003年)も常連だった。人なつっこい西尾市長とは対照的な学者肌。「散髪の間、何もしゃべられなかった」のが印象的だった。一方、現職の関淳一市長は来店したことがないという。
かつては、仕事を抜け出してきた職員の姿も。「最近はきちっと、半日休をとってこられているようです」。1日30人以上の客でにぎわったこともあるが、厚遇問題後は職員の足も遠のき、市が「福利厚生施設としての必要性は薄れた」として閉店を求めていた。
初当選以来、43年通っている山下喜一市議(90)は、春に議員を引退する。「アットホームで、つい寄りたくなる店やった。市民のお客さんも結構いるんやで。寂しいな」
今月は、閉店を知った職員OBたちが次々と来店し、大忙しだ。「良いお年を。いや、今年は、良い人生をやな。お元気で」。初老の男性客の言葉に、こらえていたものがあふれた。
(2006年12月25日 読売新聞)
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